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20年目の奇跡?

たまには違う話をしてもいいかな?

魂スペック ドラグナー1 from “Opening Shilouette”
先月末、バンダイから発売された新製品です。

ファイル 109-1.jpg

これ、ちょっと考えられない商品なんですよね。実は。
というのもこの機体、機甲戦記ドラグナーっていう20年前(1987年放映)のアニメの主人公機なんですが、本編とオープニングで機体のデザインが著しく違うんですよね。正確にはオープニングのそれは大河原邦男氏の設定画を作画監督の大張正己氏がアレンジしたものなんですが、アレンジし過ぎなんですよ、コレが。それでなくともオープニングと本編では絵のクオリティが違うんですから差は開く一方な訳です。

本編は機動戦士ガンダムZZの後枠で始まったのですが、なにせガンダムの後に始まった番組ですからさほど期待もしていなかったし、その手の雑誌を見ていなかったので前情報も入れてませんでした。

リフターと呼ばれる飛行ユニットを装備したドラグナー1(以降D1)が飛行甲板からカタパルトで打ち出される発艦シーンで始まるこのオープニングを見た僕はすっかりヤラレてしまったのです。
『ちょっとコレ凄いの始まったんじゃあないの?』
と、わずか一分そこそこの間に一気にテンションが上がったまま本編突入〜しかし本編に登場したその主人公機D1はオープニングで見たそれとは違う物?でした。おまけに最初の方は”キャバリアー0”と言われる追加装備が頭から被っているので腕と足くらいしか見えないのでD1と気付くのに少し時間が掛かりました。

何故、オープニングと本編であそこまで違ったのかその理由は未だに知らないのですが、これが影響したのかその後ドラグナーは立体化には恵まれない物となりました。キャバリアー0を装備したD1は結構好きだったんですが、コレもプラモデル化される事はありませんでした。ガレージキットが出たのでこれは買いましたが、結局作らずで未だに眠っております(爆)

で、このオープニングバージョンのドラグナー。大張アレンジって事でバリグナーなんて呼ばれるようになったんですが、当然のように立体化には恵まれませんでした。確かガレージキットでスケール違いが2種類ほど出たぐらいだったと思います。更にややこしいのがこのバリグナー、オープニングバージョンの他に雑誌に載った設定画もあるんです。これがまた違うんですよね(汗)だから立体化するのもややこしいんだと思うんです。

今回の魂スペックは”オープニングシルエット”とあるようにオープニングバージョンに限定してラインを出したようです。これは正解だったのではないかと思います。しかも出来が良い。凄く良い。魂スペックはレイズナーも持っているのですが、ちょっと調べたらレイズナー以降の魂スペックの製品レベルは更に上がっているらしいです。また外装コンパチがコンセプト?の魂スペックにあって、コンパチは無し。普通で考えたら大河原版とコンパチにすると思うんですが、それをしなかった。

来月に大河原版がリフターとキャバリアー0がセットになって出る予定だそうです。しかもキャバリアー0は肩を外せばバリグナーにも付くんだそうです。これは買うしかないのか・・・と、しっかりメーカーさんの思うツボのようですが20年ですからね。20年待ち続けていたわけでもないですが、20年前の思いが実現したのだから思うツボでも良いかなと思います。

そしてこのバリグナーはかなり売れているらしいです。売り切れ続出とも聞いております。あの手の商品で売り切れなんて久々なんじゃないでしょうか?調子に乗ってR3ブランドでプラモ化なんてされたら最高なのになぁ〜なんて考えながら今日の日記を終えたいと思います。
たまにはこんな話も良かったかな?

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