ZOSPEC CORE
ORIGINAL LEATHER CRAFT
OSAKA JAPAN QUALITY



使い込むことで美しく”育つ”

ZOSPEC CORE LEATHER

一枚の皮革の<表面>と<芯>を
異なる色で染めた〜zospec core leather〜
使い込みによる経年変化に加え、
スレや摩擦などにより表面色が剥げ下から芯色が露出。
独特なエイジングを楽しめるレザーとなっております。
染色は一枚一枚丁寧に手作業しています。


染色工程ですが、最初に思い付いて染めた結果…
全然上手くいきませんでした(笑)
最初に思い付いた時は芯になる色を芯通しで染めてから銀面を丘染めすれば簡単に出来ると思った訳です
実際やってみたらそんな単純な事ではなく全くと言っていいほど自分の求める結果は得られませんでした。
それから様々な事を試し研究して自分なりの工程を見つけました。
その詳細なノウハウを公開する事は控えますが簡単ですが流れだけでもお伝えしようと思います。

ちなみに全て顔料ではなく染料で染めているので皮革の表面にある個性はそのまま反映されます。
染めることによって強調される場合もありますが「むしろソレこそが個性でソレが良い」と思って製作しております。
染料のみですと退色のリスクもありますがむしろエイジングが目的でもあるのであえての選択としております。
よろしくお願いします。

染色工程

先ずは皮革を用意します。
使用するのは牛革のベジタブルタンニン鞣し
生成りのタンローです。


芯まで染料がしみこむように皮革を染料に漬け込みます。
泡がおさまるまでしばらく待ってから引き上げます。

 


上記の色とは違いますが
漬け込み完了後の床面


漬け込み完了後の銀面


銀面を黒で丘染めします。
この黒も顔料ではなく染料で染めております。
最終オイル入れや表面のコーティングを行い完成となります。


今回、「ZOSPEC CORE」というブランドを作ったのでスタンプを製作しました。
皮革の表面ですので上手くスタンプ出来ない場合もあるでしょうが雰囲気が良いですね。



皮革の個性について

現在、zospec core leatherが使用しております皮革はベジタブルタンニン鞣しの牛革でヌメ革と呼ばれているものです。
そのヌメ革の生成りに染料にて各色に染めてから製作しております。塗装による顔料噴きではなく染料で染めておりますので
ひと目で一目で本革と分かるナチュラルな風合いが特徴です。その牛が元々持っていた傷痕やシワ・血管や毛穴の痕などの自然の刻印がそのまま残され、
これを「ナチュラル・スタンプ」などと呼び天然皮革には付きものの特徴となっております。それが製品の個性の一つともなります。

「ナチュラル・スタンプ」について少し例をあげると
1 バラキズ
刺し傷や切り傷が治った痕で放牧で自由に育てられた牛に良く見られます

2 トラ
首・腹のシワやたるみを伸ばした痕など

3 血筋
血管が通った痕が稲妻のような模様になります

4 毛穴
大きな毛穴が密集していた痕

5 かさぶたの痕
刺し傷や擦り傷の痕が濃い色に

6 色ムラ
染色時に発生します。同じ1枚の革でも、部位によって繊維の密度や厚さが違うために、
染めムラが出ることがあります。銀面、床面でムラの出方も違います。

7 ホクロ
牛にもホクロがあります

細かく言うとまだありますが、こういった内容の集合でナチュラルな風合いが出ているという事です。


皮革製品の個性に関する注意事項

※下記の内容をご理解の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

ひどく目立つ箇所は除いて製作しております。ある程度は個性として製作しております。。
キズなど革の個性による返品等は原則お受けいたしかねます。
予め天然素材であることをご了承の上お買い求め頂くようお願いいたします。
万一、交換させて頂く事になった場合にも、皮革の個性はお選びは出来ませんのでご注意下さい。


オーバーコート処理は行っておりますが使用条件によっては
衣服への色移りの可能性もございます。

予めご理解・ご了承の程お願い申し上げます。